茶道を習い始めると、最初のうちは先輩方のお点前を拝見して、お茶のいただき方を覚えることから入ります。
そのうち、帛紗さばきや茶杓・茶器の清め方などを部分的に教えてもらうことになります。
この部分的なお稽古を割り稽古といいます。
割り稽古とは?
割り稽古とは、部分的にお稽古することです。
例えば、テニスを習い始めていきなり試合はしませんよね?
まずはラケットの握り方、球の打ち返し方、足の運び方など、部分的に練習していきます。
それと同じで、茶道も部分的にお稽古していきます。
実はお稽古そのものが割り稽古なんです。
何の割り稽古かというと、正式な茶事を行うための割り稽古です。
一番正式な茶事は「正午の茶事」といいますが、その茶事を行うための日々のお稽古だったりします。
炭手前、続きお薄など、最初はどうして?って思うのですが、茶事の流れがわかった時、そうだったのか!と理解することができて、とても感動しますよ。
入門のお免状の意味は?
習い始めてすぐではなく、だいたい1~3ヶ月目に先生のほうからお免状の話が出てくると思います。
この期間はお互いちゃんと続けて習えそうか?って考える時期になると思います。
この先生と、この社中(生徒)でやっていけそうかの判断がついたらお免状を取ってもらいましょう!
もし一度お免状を取ってしまうと、後から違う先生に変えてもらいたいと思ってもかなり難しくなってくるので、そのことも踏まえてお免状を取ったほうがいいですね。
入門は習事と一緒に取ることが通例となっています。
もちろん先生によって違いますので、参考程度にお願いいたします。
申請料:習事と合わせて1万5千円
御礼:申請料と同額か半額(先生によって異なります)
コメント