大板(おおいた)のお点前

大板のお点前 表千家

大板のお点前は9月、10月にすることが多いです。
なぜなのか、理由は知りませんが、

お稽古に通い始めてからずっとこうですね(^-^;

9月から大板、細水差と、なっていき、

11月の炉のころまで、毎週お稽古内容が変わっていくので面白い反面、
習い始めた最初の年は、目がぐるぐる回りそうでした(笑)

さて、大板のお点前の覚書として、気が付いたところを記しておきたいと思います。

大板(おおいた)とは

大板という言葉はお点前の名前ではなく、風炉の下に敷く板の名前です。

通常は小板(こいた)と呼ばれる、サイズは28.8cm四方、幅は2cm弱のものを使います。

大板のサイズはそれよりも大きく、一尺四寸四方、つまり42.4cm四方となります。

これはちょうど台子の幅を半分にしたサイズです。

塗りにも数種類ありますよ。

大板の種類

真塗(紹鴎好み)

大板 真塗

⇒ 大板 真塗の詳細ページへ

黒掻合せ塗り

大板黒掻合せ塗り

⇒ 大板 掻合塗の詳細ページへ

大板のお点前で気を付ける点

大板はそれ自体棚の役目もあるため(柄杓などを置く)、横に置くのは水差しのみとなります。
必然的にお運びのお点前となってきます。

お点前自体、いつもの通りのお運びのお点前と一緒であまり難しくはないのですが、数点決まり事があるので、ここを覚えておきたいですね!

棗、茶碗の置きあわせ

小板のお運びの場合とちがい中仕舞いはなく、水差の正面に置きます。

柄杓の引き方

板の上に蓋置を置き、柄杓をひきます。

蓋置と柄杓の飾り方

風炉の左側(勝手側)に蓋置と柄杓を飾ります。

板の1/3の場所に蓋置を正面に向けて置き、
柄杓はその左側に柄を2㎝ほど板から出して飾ります。

その他の大板のお点前の決まり事

大板の上に置くので、棚と同じ扱いで、蓋置は、竹でなく 陶器などを使います。

柄杓・蓋置を飾り残す時には、湯返しをします

大板には、鉄風炉や大きな風炉は置かず、小さめ風炉を置くこと。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

大板のお点前は取り立てて難しくはないんですが、少し決まり事があります。

このことを覚えておいて大板のお点前を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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