前回はお勧めの肌着やその小物についてお話ししました。
今回は、その続き、おすすめの足袋と長じゅばんについてお伝えしていきますね(^-^)
着物の着付けに必要な小物とおすすめ便利グッズ 足袋編
足袋は4枚こはぜ、5枚こはぜと2種類あります。
5枚こはぜはフック部が多いので、足首に沿って止める部分が4枚のものより1枚多いことで、見た目美しくなります。
デメリットは、1枚分多いので、止めるのが少し面倒と感じるかもしれません。
4枚は逆に1枚少ない分止めるのは楽ですが、5枚のものよりラフな印象となります。
ただ、パッと見てわかりませんし、女性は特に着物は長めにして着るのでよほどのことがない限りは、気にしなくていいかと思います。
私は両方持っていますが、5枚はこぜのはぴったりと足に沿うので気持ちよく感じます。
4枚は気楽な感じではいていますが、特に大差は感じていません(^-^;
この時、ポイントですが、
フック部分は2段階で調整できるというところ!
足首はきつめで、一番上のふくらはぎ下は、緩めのところで止めています。
こうすることで、正座したときも足が楽だということを、着付け教室で教えてもらいました。
それ以来、4枚はこぜも5枚はこぜも、上から2つ目までは緩く止めています。
足袋は最後に履かないの?足袋を履く順番について
足袋は履くのは最後でもいいのでは?
あなたはそう思いませんか?
私もそう思っていました!だって洋服を着るとき、大抵靴下は最後に履ことが多いですからね。
でも、2つの理由から私は足袋は肌着を着るタイミングで履きますよ。
まずは、着物を着て帯を締めて、最後に足袋をはくとなると、着物がはだけやすいですよね。
そして足袋のはこぜ(フック部)を止めるとき、やっぱりどうしても見た目やっぱり美しくないですよね。
そんな理由もあって最初に足袋をはきます。訪問着や振袖など豪華な着物を着るときはこのようがいいでしょう。
※ 普段着の着物の場合は、気楽に考えたらいいかと思います(^-^)
帯も半幅だったりカジュアルな場合、暑い時は靴下脱いで、寒かったら履くとかもいいのかと思います。
私はまだ余所行きっていう感じでしか着物は着ないので、逆にこういうこ慣れ感に憧れてしまします(笑)
足袋の汚れから守るだけじゃない!足袋カバーの3つのメリットについて
足袋の上から履く足袋カバーをご存知でしょうか?
これも必需品です!!
そのメリットは3つありますよ。
1つ目は、足袋の汚れを防止してくれること!
茶席などでは足袋カバーを脱ぐだけで、きれいな足袋となるので、わざわざ新しい足袋に交換しなくてもらくちんですよね♪
2つ目は、足元を温かくしてくれる防寒対策になること!
洋服なら冬はブーツなどありますが、年中、基本草履は同じです。
雨除け、雪よけのカバーはありますが、足元が寒いですよね。
こんな時に足袋カバーがあると、2枚はくだけでだいぶ温かいです。
最近では、防寒用の足袋カバーまででてきました。
足元寒い時は、とてもありがたい存在です。
3つ目は、草履ずれ防止してくれること!
あまり履きなれていない草履の鼻緒部分、長時間歩いていると痛くなることありませんか?
これも、足袋カバーを履くことで、クッション性が増し、鼻緒ずれしにくくなりますよ。
私も初めてはいた草履の鼻緒が固いものだったので痛くてどうしようもなかったんですが、
足袋カバーを履きだしてからは、痛みがなくなり、とっても便利だな~と感動したものです。
以上のような理由から、足袋カバーもマストアイテムとしてお勧めします。
着物の着付けに必要な小物とおすすめ便利グッズ 長じゅばん編
長じゅばんは、現在絹だけでなく、ポリエステルのものも随分と増えてきました。
ポリエステルだと気楽に洗えるし、お値段もリーズナブルなので1着持ってると便利ですよね。
絹とポリエステルの長じゅばんの着心地について
今まで着物を着ていて感じてることなんですが、絹とポリエステルでは着心地が全然違うんですよ。
ポリエステルの長じゅばんは、下記のような特徴があります。
- 夏場は暑く感じやすい
- 冬場に静電気が起こりやすい
絹はそれしか着ていないと気づきませんが、ポリエステルを切ると、いかに絹がいいのかを実感します。
ポリエステル100%の仕立て上げりの長じゅばんのメリットは、
丸洗いができる
価格がリーズナブル
最近は、綿とポリの長じゅばんもあるので、正絹(絹100%)のものの次にお勧めです。
衣紋抜きもついているものもあるので、便利ですよね~。
長じゅばんの着付けに必要な小物について
長じゅばんの着付けに必要な小物は
- 襟芯
- 衣もん抜き
- 着物ベルト
この3点です。
襟芯について
襟芯は、長じゅばんの胸元に差し込んで、襟にピンと張りをもたせ、きれいに見せるためのものです。
襟芯を入れることで、胸元のしわがのびるだけでなく、、衣もんもきれいな形になります。
最近では、長じゅばんだけでなく、浴衣にも入れたりもします。
私も今年、ちょっと上等な浴衣を新調したので、襟芯を入れて、浴衣祭りにいってきました!
襟芯を入れることで、浴衣のカジュアルなイメージが、小紋の着物のように少しよそ行きの雰囲気になりますよ(^-^)
衣もん抜きについて
衣もん抜きは、きれいに襟をくわせるのに必要なアイテムです。
これがないと着付けた後、しばらくすると襟が詰まってきて、反対に胸元が緩んで
なんともだらしない雰囲気になってきます。
着つけた後もずっと着崩れなく、きれいな襟のままでいれますよ。
衣紋抜きは長じゅばんについていないことがあるので、自分で縫い付けます。
簡単なので、誰でもすぐにできますよ♪
着物ベルトについて
衣もん抜きを付けたら、このベルトもセットです。
衣もんの紐の部分に通してつけます。
コーリンベルトと胸紐の機能が一体化した便利グッズ
上前と下前をクリップで止めてるんですが、背中でクロスさせるので結構しっかりと長じゅばんを抑えてくれます。
衣紋を抜くだけでなく、伊達締めの役割もあるので、長じゅばんの着付けはこれ1本で大丈夫です!
これでがっちりと襟と胸元が固定されるので、本来なら伊達締めをするんですが、
私は長じゅばんの時は伊達締めは使いません。
これだけでも涼しくなりますし、伊達締めより崩れにくいのでお勧めですよ。
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