茶道ではお抹茶を飲む前に、必ずお菓子をいただきます。
綺麗に誂えた和室でいただくお抹茶とお菓子は格別ですね。
茶道を幼少期に始めた人は、茶道でいただくお菓子が好きで、続けてきた人もおおいのではないでしょうか?
私の娘もそうなんですよ。
お菓子にも季節のお菓子があります。
季節ごとのお菓子に出会うたびに、その美味しさ、かわいらしさに感動したり、季節を感じてしみじみしたり・・・。
茶道には、そういう感性を刺激される素晴らしさがあります。
和菓子には季節の果実を使ったり、素材そのものがその季節のものというのもありますが、見た目やお菓子の銘で季節が表れているのもあります。
このページでは、お稽古やお茶会で出会ったお菓子などをご紹介していきたいと思います。
季節の生菓子のネット販売もあります。デパートに出かけるのが大変な時は便利ですね。
1月のお茶菓子
1月のお茶菓子として有名なのは、花びら餅ではないでしょうか?
花びら餅は、裏千家のお好みのお菓子でが、とてもボリュームがあり、なんといってもごぼうがはさんでるのがなんとも印象的。
お正月にはついつい食べたくなる和菓子の一つです。
表千家では、上用饅頭が用意されることが多いですね。
2月のお茶菓子
2月は一年のうちで一番寒い月です。
使われるお菓子は羊羹が多いですね。
濃いあんこがたまりません。
3月のお茶菓子
3月には、桃の節句がありますね。
なので、ひちぎりというお雛様をかたどったお菓子が京都では有名です。
また、桃の花や菜の花などのお菓子もよく見かけられます。
4月のお茶菓子
4月は桜の季節ですね。
桜餅、花見団子などが代表的です。
団子系は田楽箱でおもてなしされることも多いですね。菓子器も見どころの一つです。
5月のお茶菓子
風香る5月。
端午の節句のちまきや柏餅が有名です。
6月のお茶菓子
「水無月」というお菓子は有名で、きっとみなさん食べたことあるのではないでしょうか?
6月30日「夏越祓」に用いられるお菓子なんですよ。
また、若鮎も有名。子供たちが大好きな和菓子の一つです。
7月のお茶菓子
7月は水羊羹、葛餅、わらび餅などもありますが、祇園祭宵山の日に限定で作られる、柏屋光貞の「行者餅」(ぎょうじゃもち)も覚えておきたいお菓子です。
8月のお茶菓子
竹に入った水羊羹、麩饅頭などが思い浮かびます。
暑い時期なので、茶会なども少ないですね。お稽古では、フルーツゼリーなどもでてきたりします。
9月のお茶菓子
旧九月九日、九は陽の数で、これを重ねるので重陽の節供と言いますが、これは中国から伝わってきて、日本では平安朝から行われるようになったそうです。
月見台にススキ、萩などの七草の花を活け、月見団子を供える風情は何とも言えずステキですよね。
10月のお茶菓子
だんだんと秋が深まり、紅葉のきれいになってくる季節ですね。
栗きんとんや菊などお花の練り切りのお菓子がでてきます。
11月のお茶菓子
11月というと、もうだいぶ秋が深まり、紅葉した葉が印象的です。
その風景を写し取ったお菓子などもよく目にしますね。
亥の子餅という、可愛いお菓子もありますよ。
12月のお茶菓子
12月というと、椿や山茶花などのお花、または雪をイメージした和菓子が代表的でしょうか。
クリスマスをイメージした可愛いお菓子もありますね。
季節のお茶菓子まとめ
いかがでしたでしょうか?
ざっと思い出深いお菓子をあげてみました。
和菓子屋さんを季節ごとに覗いてみると、色々とあって楽しいですね。
近所にあまりないという方は、ネット販売なども上手に利用されるといいと思います。
生菓子も干菓子もあります。
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