夏のお菓子として、その透明感が涼し気でよく見られるお茶菓子の「琥珀」(こはく)。
先日、神社の納涼茶会でもこの琥珀がでてきました。
甘いゼリー部分と、ほのかにしょっぱい大徳寺納豆のバランスが絶妙なお菓子ですよ。
和菓子「琥珀」(こはく)の名前の由来は?
和菓子の「琥珀」は、その名の通り、琥珀に似ている、というところからつけられました。
琥珀っていうと、数千万年ほど前の太古の針葉樹林の分泌した樹液が化石となったものですよね。
赤みをおびた黄色の美しい色で透明感のある化石で、高度宝石並みにあるのでジュエリーとして扱われています。
私も琥珀のかんざしとか、ペンダントが欲しいなぁって思うんですが、本物はお値段が・・・
と、探してみると、とても素敵なものを発見!
デザインがおしゃれで素敵な琥珀専門店見つけました。
1万円以下からあるけど、本物で、とてもデザインがステキです~(^-^)
このブレスレット、ありそうでなかなかないデザインで、いろんな色の琥珀が入ってて思わず見とれちゃいました(*^^*)
アクセサリーで久々にヒットしたお気に入りのペンダントは、この白い琥珀、ロイヤルアンバーの可愛いハートのペンダント♪
・・・
あまりに可愛いアクセサリーだったので、話が脱線しちゃいました(^-^;
さて、この琥珀ですが、別名、「錦玉(きんぎょく)」ともいいます。
地方や店よって、琥珀羹(こはくかん)を錦玉羹(きんぎょくかん)とも呼ばれています。
錦玉(きんぎょく)とは、寒天を溶かして作るお菓子の事です。
寒天を煮て溶かし、砂糖を加えて煮詰めます。それを冷やして固めたものを錦玉(きんぎょく)といいます。
美しい透明感が特徴で、夏の上生菓子によく使われます。
錦玉(きんぎょく)の特性を生かして、キラキラした光や、涼しげな水辺、氷の美しさなど、さまざまな風景をを表現することができます。
金魚とか、花火となの風景が見えたりするお菓子もありますよね~(^-^)
見てると食べるのがもったいなくなる凝ったものもあります。
その錦玉(琥珀)の中に、まるで、天然の琥珀の中にある模様のような、大徳寺納豆。
さて、これの正体は何なんでしょう?
ただの、納豆ではなそうです(笑)
大徳寺納豆ってどんな納豆?
あなたは大徳寺納豆って聞いたことありますか?
私が初めて聞いたとのは、茶道のお稽古で出てきたお菓子でした。
なので、最初は甘納豆のようなものかと思いました。
お茶のお稽古の時に初めて聞いたので、お菓子を連想すると、そのようなイメージなんですね。
ところが、その味にビックリ!!
な、なんと、しょっぱいのです!
甘くなくて、しょっぱい!!
でも、このしょっぱさが、お菓子の甘みをぐんと引き立ててくれて、絶妙なバランスを醸し出してくれています。
ではこのしょっぱい納豆、どうやって作られているのでしょうか?
ちなみに、大徳寺納豆と言われるのは、禅宗の寺、京都の大徳寺で多く作られているので、この名前付けられましたが、一般的には寺納豆と呼ばれていたそうです。
寺納豆の作り方は、蒸した大豆に、はったい粉をまぶし自然発酵させ、塩水に漬けて乾燥・発酵させたものです。
中国から大徳寺をはじめお寺に伝わってきました。
風味は味噌に似ていて、やっぱり調味料として主に使われていたそうです。
普通の納豆のように糸を引くものではないんですね。
お口に入れると、ふにゅっと柔らかく、しょっぱさと発酵されたうまみが広がります。
現在は、酒肴やお茶請けとして食される以外に、
スイーツのアクセントや、パスタやピザのトッピングにするというアレンジレシピも紹介されていますよ~。
京都大徳寺門前に先祖代々住み続け当代で十八代続く老舗のものがこちらです。
是非一度、試してみてください!
調味料として、お茶漬けとして、お菓子のアクセントとして(アイスクリームにのっけても美味しい!)、なんでも合いますよ♪
琥珀のまとめ
夏が近づくと、錦玉(きんぎょく)製の生菓子を京都でも多く見ることができます。
夏の和菓子には、なくてはならないものですが、
大徳寺納豆のアクセントと、甘さのコラボが印象的な琥珀をぜひ一度試してみてくださいね。
私はアクセサリーの琥珀もお菓子の琥珀も好きなので、なんだか脱線した記事になってしまったかもしれませんが、
情報がお役に立てたらうれしいです(^-^)
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