表千家のお免状 6.台天目(だいてんもく)

表千家お免状台天目


台天目のお免状とは?

「台天目」(だいてんもく)のお免状も相伝ものなので、お免状を取った人しか見れませんし、本にも書かれていないので学ぶこともできません。

つまり、先生に教わったことをしっかり自分で記録しておかなくてはいけません。

習事、飾物までは、本などにも掲載されています。
薄茶・濃茶のお点前も、書籍があります。

台天目は天目茶碗を扱うお点前で、主に位の高い人や神様にお茶をお供えするときなどに扱います。

お寺や神社で行われる献茶式などでは、必ず台天目のお点前で行われています。

献茶式などでは普段入れない本殿なども拝見できたりするので、もしまだ拝見したことがないなら一度行ってみてください。

とても素晴らしい体験ができると思います。

そして、この献茶式も各お寺、神社によって内容が違ってくるので、とても見ごたえがあります。


台天目のお点前で使う茶道具

台天目では、天目茶碗と呼ばれる唐物のお茶碗と、天目台という茶碗の台となるもの、そして茶杓も唐物同様、象牙のものとなります。

習い事である台飾りでは、茶碗が天目茶碗ではなく、濃茶用の普通の茶わんで、茶杓も竹のものを使います。

台飾りについては、こちらの記事も参考にしてみてください。

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お茶碗と天目台以外には、唐物のお点前と同じように、象牙の茶杓、そして、道具を清めるための袱紗は、これも唐物と同じく紹巴織のものとなります。

天目茶碗自体が唐物(唐からきた茶道具)なので、象牙の茶杓、紹巴織の袱紗となりますね。

象牙の茶杓、紹巴織の袱紗に関しては唐物の記事にもありますので、参考にしてみてください。

表千家のお免状 5.唐物(からもの)
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台天目のお免状がいただける期間や金額について

お許しを頂ける最短期間:前のお許しを頂いてから2年後から

申請料:8万円

御礼:申請料と同額か半額(先生によって異なる)

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